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村田 朋泰展/百色旅館−さむらいイカが通る−

アニメーション作品の上映会
@市田邸

開催日時
2007 年6月2日(土)〜23日(土)
12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
月・火曜休廊

Tomoyasu MURATA “ HOTEL MOMOIRO−Passing By SAMURAI−IKA ”
June 2 (Sat.) ~ 23(Sat.), 2007
Hours : 12:00 - 19:00 ( Last day : untill 17:00 )
Closed on Mondays and Tuesdays

展覧会について
〈展覧会について〉
 今展では作家・村田朋泰により、画廊全体が「百色(ももいろ)旅館」に変身いたしま
す。旅館内の怪しげなゲームコーナーでは、絵画やジュークボックスから流れる音楽を
お楽しみいただきます。いったいどんな旅館となりますか、平塚市美術館の個展(2008
年4月12日〜5月25日開催、その後全国に巡回予定)に繋がる新しい村田ワールドを
どうぞご期待下さい。
 なお、この度は「NPOたいとう歴史都市研究会」との共同企画で、下記のとおり築
100年の木造家屋「市田邸」で、これまでのアニメーション作品の上映会と楽しいトーク
ショーを開催いたします。こちらは市田邸保存協力金として入館料が必要となりますが、
東京下町に生まれ育った作家のさて如何なる上映会とトークショーとなりますことやら、
こちらにも是非足をお運びください!

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※ 共同企画「市田邸とアーティスト2007」
「村田朋泰アニメーション上映会&トークショー」(DVD・グッズ類の販売もあります)
@上野桜木市田邸 (NPO たいとう歴史都市研究会)
〒110-0002 台東区上野桜木1-6-2 (Gallery Jinから徒歩12分)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~taitou_rekishi_toshi/
●上映会     6/16 (土), 17 (日) 12:00〜17:00 (トーク中は一時中断)
●トークショー  6/17 (日) 15:00 〜 ※定員40名(当日12:00から整理券を配布)
※市田邸保存協力金として、ご入館の際には「大人300円, 高校生以下100円」をお願い
致します。
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〈百色旅館の沿革と周辺情報〉
景勝地で知られる「三ノ函(みのはこ)半島*」は「100の名所*」があり、数々の伝説があることから「幻想半島」とも呼ばれています。100の名所があるのにちなんで「百色旅館」となったのは今から150年ほど前。この地でしか見ることのできない「ピンクのドロドロ*」は大空から降り注ぎ、これを独自の方法で採取、ピンクゲルマ温泉として旅館の源泉となりました。温泉効果は〜肩こり、腰痛、リウマチ、まれに予知能力を持つ効果もあります。現在はここでしか見ることのできない「さむらいイカ*」の生息地でもあります。百色旅館は創業170年の歴史ある旅館として、多くの人々に親しまれております。

〈百色旅館からのご案内〉
 今回はゲームコーナーを中心に、旅館のほんの一部をご紹介いたします。
 入り口を入ると受付がございます。浮かない顔の中年男が出迎えております。
 正面と左とに扉がございますが、お客様はまっすぐ抜ける事はできません。
 左に曲がるのみでございます。
 申し訳ございません。左は当館のゲームコーナーとなっております。
 壁には有名な方の風景画などございます。ジュークボックスで音楽や映像をご覧ください。
 ゲームもございます。
 お客様に楽しんでいただけるよう、スタッフ一同全身全霊で努力しております。
 お客様を第一に考えております。嘘ではございません。
 本日は雨の中お越しいただき誠にありがとうございます。
ごゆっくりとお楽しみください。
                               百色旅館一同



「三ノ函(みのはこ)半島*」
 大昔、世界は三つの函で成り立っていた。
 飛鳥時代、三ノ函半島は日本で唯一見ることができた場所で、ピンクのドロドロが大空から降り注いだ後、この三つの函を目にすることができたが、現在は見ることはできない。

「100の名所*」
・なま板レース
・異人街
・「自らの暗い美しさ」
・弱くなりたがり石
・ぬるぬるの壷
・センチメンタル商店街
・敗北者の碑
・文豪八釜磯辺「三ノ函半島についての一説」
ほか

「ピンクのドロドロ*」
 現在ではこのピンクのドロドロはある一部の人間にだけ見ることができ、それを伝承しているのが百色旅館当主である。ピンクのドロドロは近い未来の象徴で予知能力があるという言い伝えがある。しかしまだ誰も解明していない。

「さむらいイカ*」
 百色旅館に現れるさむらいイカは女性のすべてを見たい生き物。
 生活、精神、感情といったすべてを観察したい生き物。
 それは一種の習性であり、虫が光に寄せ付けられるのと同じである。
 さむらいイカは「忘れられた過去の世界」からの生き残りで、その昔、さむらいイカはある戦さの戦闘要員として作られた軟体生物であったが、天下泰平になると次々に廃棄された。その生き残りは通常のイカに戻るものもあったが、姿形はさむらいイカのまままったく正反対な性格に変わってしまったものもある。
 それが現代のさむらいイカである。

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