水おすし 2011年 和紙に水性木版 14.0×23.0 cm ed.11
サイコロステーキ 2011年 和紙に水性木版 33.0×32.0 cm ed.20
展示風景
2011年6月4日(土)〜6月26日(日) 12:00〜19:00 月・火休廊
宮本承司は、1988年に大阪府で生まれました。2010年に大阪芸術大学芸術学部美術学科を卒業。第34回全国大学版画展(町田市立国際版画美術館、2009年)では収蔵賞と観客賞を受賞するなど、大学在学中から注目を集めてきた若手作家です。 宮本の作品には、寿司や果物などの身近なモチーフが、時にユーモラスに、時に詩情あふれる姿で登場します。見慣れた形の鮪のにぎり寿司が雨に打たれ、漂流し、バランの森の前で佇んでいます。そこには、にぎり寿司が意志や感情を持っているかのような可笑しみ、誠実なナンセンスとでも言うべき雰囲気が漂います。 Gallery Jin Esprit+ での初めての個展となる本展では、水性木版による新作14点に加え、近作も併せてお楽しみいただけます。
平面的な版を幾層か重ねることで表れる奥行きや透明感が、身近なモチーフに対する、それまでにはない印象を生み出すことに着目し、制作しています。(宮本承司)