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New Print Artists 2015

展示風景

 

四間丁 愛

根本 佳奈

野崎 優里

波能 かなみ


水野 愛里



李 彦蓁


 
 
開催日時

2015年7月16日(木)〜8月1日(土)
12:00〜19:00
月・火・水休廊

展覧会について

 Gallery Jin Esprit+では、これまでも「New Print Artist」と題し、注目すべき若手版作家によるグループ展を開催してきました。本展では活躍が期待される6名の作家を選び、紹介いたします。
これら瑞々しい版表現を、どうぞお楽しみ下さい。

出品作家:四間丁 愛、根本 佳奈、野崎 優里、波能 かなみ、水野 愛里、李 彦蓁

〈作家略歴紹介・コメント〉
○四間丁 愛  Megumi Shikencho:
 1989年富山県生まれ。京都府在住。2013年京都精華大学芸術学部版画コース卒業。2015年京都精華大学大学院博士前期課程芸術研究科版画分野修了。展覧会歴:2014年「Megumi Shikencho solo exhibition」/Galleryはねうさぎ(京都)ほか

 他人の否定や拒否によって自分の世界が壊されることを恐れて、自閉空間へと引きずりこまれ感情を隠蔽することでしか自分を守れない未熟でナルシズムに走る子供たち。笑ってはいるが感情の不明瞭さをもつ存在として子供を描いた。

○根本 佳奈  Kana Nemoto:
 1984年埼玉県生まれ。埼玉県在住。2011年武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画専攻卒業。2013年武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻版画コース修了。展覧会歴:2012年「lyric林百合子・根本佳奈 2人展」数寄和(東京・滋賀)、2013年「版画の王国」Gallery Jin(東京)ほか。受賞歴:2012年第37回全国大学版画展町田市立国際版画美術館収蔵賞ほか。

 小さい頃から、本を読んだり動植物の図鑑をみたりすることが好きでした。また、昆虫採集をして標本を作ったり、釣りをしたり。そのような幼少期の記憶を、より鮮明に思い出した出来事があり、現在の制作を始める大きなきっかけになりました。

○野崎 優里  Yuri Nozaki:
 1990年東京都生まれ。東京都在住。2014年多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻卒業。現在、同大学大学院2年に在籍。展覧会歴:2014年「羊がいっぱい展」伊藤忠青山アートスクエア(東京)ほか。受賞歴:2014年第39回全国大学版画展町田市立国際版画美術館収蔵賞。
 
 人体。特に女性の体の丸みやしなやかさ、柔らかさから作り出される特徴的で独特な肉感と『かたち』をより、艶めかしく感情的なものとして表現しています。爽やかさと清潔感の中にフッと沸き上がるエロティシズムを感じる、そんな作品を制作しています。

○波能 かなみ Kanami Hano:
 1991年北海道生まれ。東京都在住。2015年武蔵野美術大学油絵学科版画専攻卒業。展覧会歴:「大学版画展受賞者展」/文房堂ギャラリー(東京)ほか。受賞歴:2015年第40全国大学版画展町田市立国際版画美術館収蔵賞ほか。

 「否定」と「肯定」は表裏一体である。対照的な心と意思は背中合わせに存在し、ひとつの感情になる。私はその矛盾した心の正体を「否定」と「肯定」の作業を繰り返しながら得ようと思う。

○水野 愛里 Airi Mizuno:
 1991年千葉県生まれ。千葉県在住。2014年女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻卒業。現在、同大学大学院2年在籍。展覧会歴:2014年「中村花絵・水野愛里二人展/IN THE WATER」下北アートスペース(東京)ほか。受賞歴:2014年上海joshibi Art Gallery Award《advanced studies project of art》展入賞ほか。

私は作品を制作する上で、身のまわりで起こる出来事やそれに起因した負の感情を表現したいと思い、制作しています。このようなテーマで制作を進めている理由は、言いたいことを他者に伝えられないもどかしさを作品を通じて表現したいからです。今後も、何気ない日常生活の中で見落とされがちなひとつひとつの感情を表現することで、他者に共感を与えられる作品を制作したいと思っております。

○李 彦蓁 Yenjen Lee:
 1989年台湾、台北市生まれ。台湾在住。現在、台北芸術大学美術学科大学院修士課程版画専攻修士四年在籍。2013年より1年間、東京芸術大学交換留学生として在籍する。展覧会歴:2014年「漂浮列嶼−日常欠片」 李彦蓁創作個展/伊聖詩私房書櫃(台北市)ほか。

 わたしの作品のなかで、風景は切り取られた幾何学的な形をしております。この切り取られた風景のイメージは、わたしの日常生活と旅行体験から生まれたものです。 旅の途中、乗り物に乗った時、わたしはよく放心状態になり、過去の思い出がどんどん浮かび上がることがあります。 その時同時に、窓の外を流れていく景色、不完全に見える風景が、その思い出の断片と共に、私の頭のなかを織りなして行きます。画面の幾何学な枠は、枠内の”欠片”と呼応しています。その欠片: 島々、不完全な風景、溢れ出た思い出、日常の中の非日常などは、私の多色刷り銅版画の中で山水画のような趣を持った、幻想的な風景へと昇華されていくのです。

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